結構面白いはなし 3
微惑星が地球などに激突すると、なかのガスが放出され、それが鉱物などと反応して水蒸気をつくります。
水蒸気を含んだ大気が増えていくと、温室効果により、惑星表面の温度がどんどん上がっていきます。
ここまでは、地球も金星も同じ。
ところが、数千万年後、惑星の形成が進み、まわりの微惑星がなくなってしまうと、衝突のエネルギーが供給されなくなるため、表面の温度がしだいに下がってきます。
どこまで下がるか計算してみると、摂氏で地球は約330度、金星は約430度。
この違いは、太陽との距離の差からきます。
この違いが、決定的な意味をもちます。
100気圧もある原始大気のもとでは、水蒸気が液体になる温度は380度だからです。
すなわち、地球では、水蒸気がいっきに雨になって海をつくったのに対し、金星では水蒸気のまま雨になれず、数億年のうちに水分が宇宙空間に逃げ出してしまったのです。
地球では、この海が生命をはぐくみ、緑の惑星になったのに対し、金星ではそれができなかったというわけです。